EXSENSE LAB.
「もっと人生をよくするために、もっとビジネスをうまくいかせるために自分を変えたい」
このような思いを持って自分の思考や行動を変えようとした経験は誰しもがしてきたかと思います。
思考や行動を変えること自体は悪くないし大事なんですが、取り組み方を間違えるとなにもかもがうまくいかなくなってしまいます。
その間違いとは、自分の生まれ持った資質を受け入れずに進めてしまうことです。
自分を変えてはいけない理由
僕はこだわりの強さ、頑固さを生まれつきの資質として持っています。
いい方向に取ると、クオリティを担保できる、詳細に作り込めるという強みがあるのですが、細部にこだわるが故にスピードが遅くなりがちです。
ここで、自分を変えるために細部へのこだわりを捨ててスピードを上げようと思うと、自分の中に違和感が生じます。
生まれ持った資質によって無意識で生じる細部へのこだわりと、意識的に感じているスピードをあげたいという思いが反対方向に引っ張りあってしまうからです。
だから、思ったような結果が出ずフラストレーションばかりが溜まります。
なので、自分を変えて、スピードを上げようとすることは本質的な解決にはなりません。
自分ではなく環境を変える
その代わり、自分自身のこだわりの強さを発揮し続けられる環境を作ってスピード問題を解決していきます。
・スピードをあげるために必要な部分は他の人にコントロールしてもらう
・物理的な仕事量を減らして、クオリティを担保しても仕事をスムーズに終わらせるようにする
といった環境を作ることで、物事のスピードをあげることを意識しています。
自分を変えずに環境を変えて物事をうまくいかせるための3ステップ
ここまで説明した流れを一般化し3ステップにまとめたのがこちらです。
①自分の資質を知る
②他者に憧れずに自分の資質を受け入れる
③資質を生かしつつ、物事を理想の方向に進める環境をつくる
こうすれば、自分を変えて理想を叶えるではなく、自分を曲げずに理想を叶えていくことができます。
ついつい自分を変えようとしてしまいがちですが、自分を変えた結果、物事が滞ってしまうこともよくある話なので、自分の資質を活かす方向で進めることはとても大事だと思っています。
P.S.
場合によっては変えた方がいい思考パターンや行動パターンもあるので、何でもかんでもそのままのあなたでやればいいって話ではありません。