EXSENSE LAB.
EXSENSE LAB.
2020.11.18
保護中: 差別化×コアファン化:実践編
EXSENSE LAB.
どうも、山本です。
こちらのレポートは理論編の続きです。
理論編の内容に基づき、差別化とコアファン化の進め方を解説していきます。
理論編を読んでいないと内容が理解できない部分があるかと思いますので、必ず理論編を読んでから実践編を進めてください。
▶︎理論編はこちらです◀︎
理論編の要点の振り返り
まずは、理論編でお伝えしたことを簡単に振り返っておきます。
全体像
差別化しつつファンを増やす全体像はこの2文にまとまっています。
①差別化で認知を集め、商品を買ってもらう。
②購入者をコアファン化しビジネスを安定させていく。
この2ステップで、持続的にビジネスが成長する状態をつくっていきます。
差別化について
こちらは僕が考える差別化の公式です。
1:新たな需要2:需要を満たす商品
この2つがセットになって、効果の高い差別化が成立します。
詳細は理論編を振り返ってください。
コアファン化について
コアファンを増やすために大事なことは価値観の浸透です。
価値観の浸透で目指す状態とは、あなたが大事にしていることをお客様に伝えることで、お客様からあなたへの共感、信頼が生まれている状態です。
この状態をつくるための考え方について理論編で解説しているので、詳細はこちらも理論編を振り返ってください。
本編に入る前の注意点
この先の本編では、実践編として具体的にやるべきことを洗い出しました。
ただ、これをやれば必ず差別化に成功し、ファン化が促進するというものでもありません。
例えば差別化についても、差別化を称するノウハウはたくさん出てますが、うまく差別化できている人が少ないのが決定的な証拠です。
また、コアファン化についてもファンがつきやすいタイプの人とそうでない人がいるので、説明した方法を実践してもなかなか成果実感は得られないかもしれません。
そして、ワークに取り組む中で自己理解を深めること、自分自身を言語化することからも避けて通れません。
ですが、うまくできれば難しい分だけ価値が高まりますので、めげずに取り組んでみてください。
ここからは具体的な進め方について解説していきます。
差別化×コアファン化を進めるための4ステップ
ここでは、実践編を進めていくための4つのステップについて解説を進めていきます。
STEP1:コアファンを増やす準備をするSTEP2:新たな需要を創出するSTEP3:需要を満たす商品をつくるSTEP4:継続的なプロモーション(今回は触れない)
最初に差別化するんじゃないの?と思われるかもしれませんが、最初はコアファンを増やす準備からスタートします。
コアファンを増やすためには価値観の浸透が必要だというのは理論編でお伝えした通りです。
そして、ビジネスは市場からではなく、あなたの何かしらの動機からスタートするもの、もっと言うとあなた自身の価値観から始まるものだということです。
なので、最初から差別化のことを考えるのではなく、あなた自身のことを深掘りするところからスタートしていくのです。
あなた自身のことが明確になったら、次はあなたが大事にしたいことを大事にしながら勝負ができる市場で新たな需要を創出します。
そして、その需要を満たせる商品をつくっていきます。
商品まで完成したら、あなたの商品と価値観をプロモーションしていきます。
プロモーションに関しては、今回の実践編では触れません。
差別化×コアファン化の準備ができていれば、プロモーション自体はその時代の王道の方法に則ってやれば一定レベルの成果が出るからです。
今の時代だと、SNSや広告で見込み客リストを集め、LINEやメルマガ、ライブ配信などで関係性を深め、セールスをするような流れですね。(今の時代というかこれからも長らく変わらないと思います。)
業界、ビジネスモデル、商品内容によって若干の違いはありますが、それは業界の慣習に従ってやってみてください。
STEP1:コアファンを増やす準備をする
コアファン化のためにやるべきことは価値観の浸透です。
あなたが大事にしている物事の判断の仕方、捉え方、定義、雰囲気などをお客様と共有する中で、お客様が次第にあなたのファンになっていきます。
ですが、多くの人はそもそも自分が大事にしている価値観を言語化することができていません。
ここでは、コアファンを増やすために事前に言語化しておくべきこと、そして、それを実践していくための取り組みについて紹介します。
これからやっていくことは、あなた自身の価値観、そしてあなた自身のキャラクターの言語化です。
言語化すべきテーマをお伝えするので、それに従って自分自身のことを言語化してみてください。
この一連の流れは言葉で世界観を表現する作業でもあります。
自分一人で難しいようなら、他者のアドバイスをもらったり、話し相手になってもらいながら、言語化を進めるのも良いでしょう。
理論編でもお伝えした、コアファンを増やす4つのテーマに沿って解説を進めていきます。
テーマ1:価値観を共有するテーマ2:キャラクターに興味を持ってもらうテーマ3:信頼と次への期待感を生み出す テーマ4:コミュニティ化する
今から、この4つのテーマに沿って言語化を進めていきますが、その前に、4つのテーマに入る前の事前準備として以下の項目について準備を進めてみてください。
こちらの項目はコアファンを増やす4つのテーマ全体に関係する内容で、ウォーミングアップ的な内容です。
自分を表すキーワード、大事にしていることを洗い出す
あなたの夢、目標、現状、クセ、見た目、価値観、性格、食べ物の好き嫌い、人からよく言われる言葉、日常生活の中で自分が大事にしていること、口癖、よく使う言葉、スキル、ツール、得意なこと、苦手なこと、育ちに関することなどをザーッと思いつく限り洗い出してみてください。
最低50個を目安にできるだけ多く書き出していきましょう。
例)山本の場合
新しさ、言語化、非言語、センス、可能性、追求、探求、左脳と右脳、ひらめき、理屈っぽい、感覚派、ナナメウエ、正統派、繋げる、未来視点、マイノリティ好き、変人、洞察、分解、構造化、分析、天才、本物感、信頼感、シビア、適当、可愛い、和む、たまにワイルド、小動物、経験豊富、頼りがいがある、危うい、見抜く力、視点を変える、なんとかしてくれる、真面目、銀髪、人見知り、人懐っこい、不器用、やさしい、清潔感、キレイ、自己探求、葛藤してる、細い、農家出身、田舎育ち、理系、軟禁、借金、ディレクション、企画、マーケティング、プロモーション、セールスライティング、コンセプト作り、理解が早い、適応力が高い、頑固、オリジナリティ、ユニーク、アップデート、アイデンティティ、統計学、プランニング、共同創造、自然の摂理、LP作成、WEB制作、KPI管理、クリエイター、中二病、表現者、ファシリテーション、まとめる、みんな違ってみんないい、無価値、効率化への疑問、失敗万歳、ルーティンできない、忘れっぽい、スピーディー・・・
とにかくなんでもいいので、キーワードを上げていくことが大事です。
ここでたくさん、キーワードを出しておくと、この後の4つのテーマを設定していく補助ツールとなるので言語化が楽になります。
テーマ1:価値観を共有する
コアファン化をすすめる4つの条件の1つ目として、価値観を共有することを挙げていますが、そもそもあなたがの価値観は何か?をここで言語化していきます。
そのためには以下の3つの項目を進めます。
①日頃の不満、鬱憤から大事にしている価値観を言語化する
最初にやってもらいたいのは、不満、鬱憤の書き出しです。
あなたが不満に感じていることや鬱憤は、あなたが大事にしている価値観そのものだったり、価値観の裏側みたいなものだったりするからです。
その不満、鬱憤を元にあなたが大事にしていることを言語化していきます。
これも思いつく限り書き出してみてください。
僕の例をいくつか紹介しますね。
例)
・売上至上主義で誇大広告、誇大表現で売上を上げている人が評価される理由が分からない→拝金主義者が嫌い
・自分の価値観への賛同を強制する人が苦手→みんな違ってOK、そもそも違う人間なのだから
・瞬間的に売上を上げる方法に多くの人が飛びつくことに悲しさを感じている→瞬間最大風速で売上を上げることには興味がない、それよりもじわじわでいいから右肩上がりが大事
・効率化、再現性ばかりを売り物にするのは何かがおかしい→効率化、再現性の行き着く先はコモディティ化。効率化、再現性も重視するが、それよりも独自性を出すことの方が長期的な価値を生みそう
・とにかく売上を伸ばすための手段としてマーケティングを活用することに違和感がある→マーケティングは仲間集めの手段だ
・盲目的に人の話を信じてしまう人に面白みを感じない→前提を疑う姿勢を持とう
・必ずうまくいく正解を探している人を見ると残念に思う→正解は自分でつくるもの
いくつか例を挙げてみましたが、自分が思いつく不満をとにかく挙げてみてください。
キレイな言葉に成形する必要はありません。
あなたが大事にしていることが自分自身で認識できればOKです。
②大事にしている価値観を言語化する
①の内容と近いのですが、次は自分が人生や仕事において大事にしていることをキーワードとして洗い出し、自分の価値観を見える化していきます。
日頃自分にとって大事なことを意識していない人にとっては難しいかもしれませんが、できるだけ多く出せるように挑戦してみてください。
ここでも僕の例を挙げますね。
例)
・日本に四季があるように、僕たちのビジネスも四季のような波があるので、その波に合わせた行動をとることが大事。無理に収穫を急ぐとろくなことがない。
・関わった人の人生の1ページに残る関わりをしたい。
・非言語的感覚の中に埋もれた価値がある
・現状把握が甘いと、次の展開を打ち出すための施策を見誤る
・価値観は常に進化し続ける
・確信が現実的成果をつくる
・みんな何かしらの特異性を持っている、その特異性を伸ばすことが大事
・言葉が世界をつくる
・丸投げではなく共同創造が大事
・役に立つより意味がある
・問題だと感じていることは本当は問題じゃないかもしれない
・新たな需要をつくればほぼ勝ち確定
③主張をつくる
①と②で洗い出した内容をわかりやすい言葉にまとめて、あなたの主張をつくります。
あなたの主張を繰り返しお客様に伝えていくことで、あなたの価値観が浸透していきます。
少し語弊があるのですが、イメージとしてはキャッチコピーをつくる感じです。
分かりやすく短い言葉、決め台詞になるものを意識して作ってみてください。
そして、繰り返し使うことがポイントです。
僕の場合は、以下のような言葉で価値観を伝えるようにしています。
例)
・内なる世界を解き放て(WEBサイトのメインコピー、僕の会社のコンセプト)
・マーケティングは仲間集め
・答えは探すな、作り出せ
・無価値の価値
・役に立つより意味がある
・みんな違ってみんないい
・失敗の機会を奪わない
・仕事は楽しく
など。
自分が大事にしている価値観を共有することで、自分と顧客の間で近しい価値基準で物事を捉えられるようになるので、コミュニケーションがスムーズになりますし、お互いが大事にしていることを尊重し合えるようになります。
また、これらの価値観を常に発信しておくことで、事前に相性がよくない人をふるいにかけることもできます。
仮に相性が良くない人が目の前に現れても、価値観の違いから仲良くなることがほとんどないので、ストレスを感じる必要はありません。
テーマ2:キャラクターに興味を持ってもらう
価値観があなたが考えていることや感じていることを表現するためのツールだとすると、キャラクターはあなたの雰囲気や空気感を分かりやすく表現するためのツールです。
あなた自身がもし映画や漫画のキャラクターならどんなキャラクターになるかを考えていきます。
具体的にやるべきことは3ステップです。
ステップ1は素材の洗い出し、ステップ2はテーマ決め、ステップ3はテーマに沿った編集です。
それらを事例を挙げながら解説していきますね。
ステップ1:素材を洗い出す
4つのテーマの全体像に入る前に、あなたのキーワードの洗い出しを行ってもらいましたが、今回もまた素材を洗い出していきます。
以下の項目に沿って、キーワードをまた洗い出してみてください。
・性格:
・口癖:
・意外性:
・見た目:
・能力:
・人間関係:
・生まれ育った環境:
・親・家族からの教え:
・経歴:
・強い想い:
・クセのある行動:
僕の場合はこのようになります。
例)
・性格: 頑固、新しいもの好き、未来志向、真面目、忘れっぽい、人見知り、人懐っこい
・口癖: ということで、こんな感じで
・意外性: 顔つきの割に背が高い、物忘れが激しい、繊細かと思ったらかなり大胆に意思決定する
・見た目: 白(銀)髪、細い、血色があまりよくない、服装がちょい派手だったり変形気味
・能力: マーケティング、セールスライティング、コンセプト作り、ディレクション(調整役)、リブランディング、事業立ち上げ、プロモーション構築&実行、ファシリテーション、言語化 など
・人間関係: 狭く深く、信頼できる人が周りに数名(Aさん、Bさん…Fさんという感じで名前も出す) SNSを中心に起業している人が多く、無形サービスを扱っている人が多い ビジネスをガツガツと拡大しようとしている人はあまり周りにいない ライター出身なので、周りはコンテンツホルダー的な人が多い
・生まれ育った環境: 和歌山県の山の中、梅農家出身、同級生が10名程度の小さな地域で保育園、小学校、中学校と同じ顔ぶれ、山や川で自然と戯れて遊んでいた、高校からは高専に進学し5年間寮生活
・親・家族からの教え: 文武両道、馬鹿とアホは首吊って死ね、好きなようにしたらええよ
・経歴: 和歌山高専で土木系の学科を卒業 大阪ガス株式会社に入社し3年で退職 コピーライターとして独立 独立直後に約3か月間軟禁&洗脳され、借金を背負う コピーライターとして正式に活動 T社とH社に業務委託で関わり、マーケティングの基礎を叩き込んでもらう&責任者を務める 完全フリーで稼働し無形商材を扱う個人事業主のプロデュース、プロモーション代行 マーケティングチームディレクションなどを請け負う チーム型プロジェクトで仕事をするように 1案件ごとに、個人事業主複数名でチームを組み、チームでプロジェクトを完遂させる 今:これまでの経験値を元に、差別化×コアファン化のノウハウを体系化中
・強い想い: 元々持っている特異性を伸ばせば、誰でもオリジナリティある仕事は作れる とにかく新しい世界、新しいものが見たいし、それを自分が作りたい
・クセのある行動: 早口、動きがカクカクしてる
ステップ2:テーマを設定する
ステップ1で書き出した情報を元に、どのようなことをメインテーマに設定してキャラ設定を進めるか考えていきます。
映画や漫画のキャラクターを参考にしてもらうのが良いかと思っていますが、参考としていくつか例をあげておきます。
例)
・元気で仲間思いで思いっきり人を巻き込むけど、頭はあまりよくなく結構抜けてる
・いつも寡黙でよく分からないけど、やるべきときに大きな結果を出してくる
・周りに恐怖心を与えるくらい結果に対して貪欲
・社会性はないけど天才
・熱くてむさ苦しいが元気を与えてくれる
・計算高くなんでも自分の思い通りにコントロールできる
・特筆した能力はないけど心優しく仲間思い
・とにかく目立ちいつでもみんなの注目の的
・頼り甲斐がある兄貴でなんでも相談できる、欠点は見えない
・めちゃくちゃいい人に見えるのに、裏側でとても腹黒い
・裏表がなく、意見がとても痛快
・ミステリアスで怖いけど、新しい世界を見せてくれそう
・頭が良すぎて敵に回したら怖そう
・勢いはすごいけど完結させる力が足りない
・とても不器用だけど、努力と根性で結果を出す
・明らかに一匹狼で独創的な世界を見せてくれる
・誰にでも心優しくなんでも与えてくれる
・いつも自分の気持ちにまっすぐ生きる
・天才さと天然さのギャップがすごくて馬鹿なのか天才なのか不明
・現役を退いた百戦錬磨のアドバイザー
これを参考にしてもしなくてもいいですが、自分のキャラクターのテーマを決めていきましょう。
自分の性質を無視しすぎない範囲で、好きなように決めてください。
僕の場合は、
・いつも新しい視点や気づきをくれそう・仕事ができそう・天才っぽい
をテーマにしています。
自分がどう見られたいか?を軸にテーマを決めても良いので、自由に決めてみてください。
ステップ3:編集し整える
次はステップ2で決めたテーマに沿って、ステップ1で洗い出した情報を編集していきます。
編集のポイントは2つで、捨てることと尖らせることです。
捨てること=テーマを実現するために不要なこと、表現しないこと、知られなくてもいいこと
尖らせること=テーマを実現するために特徴として強化すべきこと
この基準に則って、あなたが情報発信などで見せていく情報と見せない情報を決めます。
僕の場合の見せていく情報は以下のようになります。
例)
・性格: 頑固、新しいもの好き、未来志向
・見た目: 白(銀)髪、細い、血色があまりよくない、服装がちょい派手だったり変形気味 →天才感、ユニークさ、新しさを彷彿とさせることができるように設定
・能力: マーケティング、コンセプト作り、ディレクション(調整役)、リブランディング、言語化、コンテンツ作成 など
・生まれ育った環境: 和歌山県の山の中、梅農家出身 →山や川で自然と戯れて遊んでいたことが今の思想の原点
・経歴: コピーライターとして独立 独立直後に約3か月間軟禁&洗脳され、借金を背負う コピーライターとして正式に活動 完全フリーで稼働し無形商材を扱う個人事業主のプロデュース、プロモーション代行 マーケティングチームディレクションなどを請け負う チーム型プロジェクトで仕事をするように 1案件ごとに、個人事業主複数名でチームを組み、チームでプロジェクトを完遂させる 今:これまでの経験値を元に、差別化×コアファン化のノウハウを体系化中
・強い想い: 元々持っている特異性を伸ばせば、誰でもオリジナリティある仕事は作れる とにかく新しい世界、新しいものが見たいし、それを自分が作りたい
・クセのある行動: 早口、動きがカクカクしてる
ここまでで、キャラクターに興味を持ってもらうための情報を整理してきました。
これを全部そのままSNSなどで発信しても意味が分からないので、自分の中の行動指針や見せ方の指針として意識するだけでOKです。
ステップ2で決めたテーマを意識しながら、使う情報、使わない情報を選択して、日頃から活動するようにしています。
テーマ3:信頼と次への期待感を生み出す
理論編でも解説した通り、毎回ほんの少しずつでもいいから、相手の期待を超えていくことで「この人はいつも私の期待を超えてくれる人だから、安心してお任せできる」と思ってもらえて、コアファン化が進みます。
そのためにはあなた自身の価値を定義し、相手にとってあなたが何者であるか?を決めておくことが重要です。
例えば、あなたは売上を伸ばすことに関しては右に出るものがいないくらいのコンサルタントだとします。
あなたに売上を伸ばすための相談をすると、確実に売上を伸ばす方法を提案し、それをそのまま実行してもらえたらほぼ確実に成果が出ます。
そんなあなたが、体調不良や人間関係に関する相談を受けたらどう感じますか?
「なぜ、その相談?」って思ってしまいますよね。
ですが、こういったことって至るところで起きています。
あなたが認識している強みは売上アップ、だけど、お客様が認識しているあなたの強みはなんでも相談屋といったズレが発生しているのです。
このようなズレが起きる理由は、あなたがあなたの価値、武器を正しく提示していないから、提示していたとしたらそれがお客様に伝わってないからです。
このような事態にならないように、あなたはどこまで対応する人なのか?どの分野ならお客様の想像を超えていくことができるのか?を言語化して、お客様に提示することが必要です。
そのために取り組むべきことはこちらです。
自分の責任範囲を絞り込む
あなたがどんな顧客の何に対してどのように責任を持つか?を決めていきます。
先ほど例にあげた売上アップが得意なコンサルタントだと責任範囲はクライアントの売上が上がるまでですし、人間関係の問題解決が得意な人の責任範囲は売上ではなく、人間関係の問題が解決するまでです。
どの責任範囲なら、お客様の想像をほんの少しでも越えられるか?を考えて、責任範囲を絞り込んでいきます。
例えば、
・起業して売上が上がったけど行き詰まりを感じている人に対して、新しいコンセプトとサービスとプロモーションの方法を設計するまで
・全くの0の段階での企画から、テストマーケティングで売れる仮説を作るまで
・人生に対して迷子になっている状態から目標が見つかるまで
・WEBサイトのデザインのみ
・お金の悩みに関する心理的な課題を排除するまで
・プロジェクトの方針を決めて、必要人材を配置するまで
・恋愛コンサルとして出会いから結婚までを総合的に支援する
・親子の人間関係で悩んでいる人に向けて、親がこどものことを理解できるツールを提供し使い方を説明するまで
・起業初期の人に対して、サービス作りから最初の売上**円をつくるまで
・事業立ち上げで売上が0→**円になるまでの全プロセスのマネジメント
・チーム内のコミュニケーションが滞りなく行われること、自分は専門分野には首を突っ込まない
などなど、顧客対象とその人たちに提供するプロセス、結果を絞り込んでいきます。
絞り込みを行う理由は自分の強みや得意なことに特化して、安定的に顧客の想像を超えていくためです。
あれこれ手を出すことで、本来は貢献できずはずのところにも貢献できなくなるので、できるだけ責任範囲は絞り込みましょう。
テーマ4:コミュニティ化する
コミュニティとは、あなたが提示する価値観やあなたが提供する商品・サービス、あなた自身に興味を持ってくれる人たちの集団のことを指します。
コミュニティ化することで、コミュニティ内にあなたの価値観を色濃く伝えやすくなります。
また、コミュニティに属する人は基本的には、あなたに対して何かしらの興味がある人なので、SNSやブログなどで一方的に発信する情報よりも、情報を受け取ってもらいやすくなります。
公には言いにくいような内容でも、クローズドなコミュニティの場だからこそ言えることもあります。
結果的に、あなたの価値観が浸透しやすい場にもなりますし、そうすると当然のごとく、あなたが提供したい商品やサービスも売れやすくなります。
今の時代は、オンライン上でのコミュニティ活動が誰でも簡単に行えるので、このメリットを享受しないわけにはいきません。
コミュニティを作って、あなたの価値観を色濃く反映させていきましょう。
とはいえ、とにかく人を集めればOKということではありません。
コミュニティは複数の人々の集まりなので、人間関係のいざこざやトラブルが発生することもあります。
また、コミュニティメンバーがあなたの意図とは違う、行動や発言をすることで、コミュニティ全体が混乱することもあります。
このような状況を防ぐために、事前にコミュニティの方針、最低限のルールを決めておくことが重要です。
方針と最低限のルールをつくることで、コミュニティメンバーの心理的安全性を確保しつつ、あなたが伝えたいことが効果的に伝わる状況を作っていきましょう。
方針とルールの作り方については、あなた主催のコミュニティなら、基本的にあなたがやりたいようにやってしまってOKです。
どんな雰囲気で運用したいか?どのように交流してもらいたいか?どのようなスタンスで関わってもらいたいか?を明文化して伝えることがポイントです。
僕が2019年9月~2020年春頃まで、Facebookグループで運用していた、
ジーパンラボ(GeniusPandemicLab.)~天才性を爆発させて生きる人を増やすための実験場~
では、以下のような方針とルールを設定していました。
以下を参考に、ご自身の提供されていることについてもコミュニティ化できないか?コミュニティ化するならどうするか?を考えてみてください。
<方針説明の文章>
”ジーパンラボ”の目的
ジーパンラボは略さずに言うと、
Genius Pandemic Lab
となります。
意味はそのままで、
Genius:天才性
Pandemic:蔓延(流行)
Lab:研究所
天才性を世の中に蔓延させるための実験場です。
天才性の発揮は僕の中でずっとメインテーマにしてるんですが、僕が面白いなーと思うことって人それぞれが自分の天才性を発揮して振り切っていることなんですよね。
誰かの真似じゃなく、自分の中の天才性。
権威や実績ではなく、自分にとって心地よい世界。
自分の人生が楽しすぎるから人を妬むこともひがむこともない。
自分の人生が楽しすぎるから人の人生も楽しませたい。
自分らしさを感じられるから自己肯定感も上がって、他者もすんなり認められる人ばかり。
こんなになったら最高じゃないですか?
それにこの世界が生き辛いと感じている人もたくさんいますが、生き辛さで苦しむなんて贅沢すぎる悩みだと感じてます。
そういう人たちも生き辛さで悩むんじゃなく、生き辛さの中に隠れてる個性を天才性に昇華することで、誰かに貢献できるようになる。
こんな状態も作れたらめっちゃおもろいだろうなーと思ってます。
とはいえ、どうすればこんな状態を作れるかはまだまだ未知数です。
なので、まずは僕自身、そして僕と関わる人たちで天才性を発揮して面白く生きられればなーと思っています。
そのための実験場であり、僕の研究結果を報告する場として「ジーパンラボ」を作りました。
・自分の中の天才性を発揮して生きたい
・自分の役割に集中したい
・自分らしさを追求して心地よく生きたい
・自分らしさを活かして世の中に貢献したい
って人たちと一緒にグループを盛り上げていければと考えています。
企画をいろいろ立ち上げ、実験していく中で人生を面白おかしく、そして実りのあるものにしていければと考えています。
ということで、皆さんよろしくお願いいたします。
みんなで楽しくジーパン(天才性を流行)させていきましょう!
続いて、コミュニティで大事にすることもまとめているので、最後までご覧ください。
<ルール>
1.積極的に反論しよう!だけど、否定は禁止!
極端ですが、「人を騙してみたい」という意見に対してもあからさまに「それはやばいよ!」「それはダメだよ」と反応するのではなく、個性と認めた上でその後の対応を考えましょう。ただし、反論を述べるのはOKです。否定と反論の違いは、否定は代替案がなく自己防衛のために相手を傷つけようとしている状態。反論は、相手の尊重を受け入れた上での建設的見解を述べること。否定と反論は似て非なるものなので、混同しないように! 2.積極的にいいね!コメントをしよう
いいね!やコメントがあるとやる気が少なからず上がります。いいねが多ければ多いほど僕はいい情報を発信できるかもしれません(笑) 3.自分なりの見解を持とう
「自分で考えない」=「他者にコントロールされる人生」とも言い換えられます。他者の意見を盲信することで個性を発揮することはおろか、あなた自身のポテンシャルが封印されてしまうことにも、、、正解とか不正解はないので、何事に対しても「自分はこう思う!」という見解を持ってください。 4.積極的に自慢しよう
恥ずかしい経験や苦しんだ経験などのいわゆる黒歴史は他人からすれば笑い話だったりします。自分の過去の経験で苦しむのではなく、それを人に伝えて笑い話に変えてしまおう! 5.プライバシーを守ろう
グループの中で知り得た個人的な情報や過去の体験談など、外部には言いふらさないようにしましょう。噂とは常に尾ひれがつくものなので、外に言いふらしてしまうことでよからぬ結果を招くこともあるかもしれません。
おまけ.暖かく見守ってくださいw
山本は虎視眈々とウケを狙いにいってます。しかし、そのボケが分かりにくかったり、結構面白くなかったりすることが頻繁に起こることが予想されます。スベってる時は温かく見守ってください(笑)
<よくある質問>
Q:やはり制服は「ジーパン」ですか?
A:いいえ、ジーパンを履く必要はありません。ここはGeniusをPanemicさせるLabなので、服装については自由です。
このような形でコミュニティの方針と運営ルールを定めていました。
最後のおまけやよくある質問は明らかにスベっていますが、ただの若気の至りです。
ここまでで、コアファン化を進めるための準備は進めてきましたが、実際にコアファン化を進めることはまた別の話です。
どう浸透させるか?
ここまでに決めてきたことを浸透させるために大事な考え方・行動を4つにまとめてみました。
①接点を増やす
あなたと顧客の接点を増やすことはシンプルに効果があります。
この接点はリアルな交流でなくても、SNSの投稿上でもいいですし、メルマガやLINEでもOKです。
とにかく顧客の目の前に現れ続けることがポイントです。
相手からいつも見る人、見ない日がない人みたいな印象を持ってもらえるとあなたの価値観が浸透しやすい状態が作られます。
また、接点を増やすことであなたのキャラクターの理解度も高まっていきます。
②事あるごとに伝える
大事にしている価値観は1度伝えて終わりではなく何度も伝えます。
大事なことだからこそ何度も伝えるんです。
自分の中では相手に伝わっていると思っても、相手に伝わってない、もしくは覚えてもらえていないことなんてザラにあります。
毎回毎回同じことを言ってる気がするくらいで良いので、とにかく伝えましょう。
③コミュニティ化してメンバー間の交流を促す
顧客コミュニティを作り、その中でメンバーに交流してもらってください。
あなたがいない場所でも、あなたが作ったコミュニティであれば参加者があなたのことを話題にしてくれるでしょうし、適切にいじってくれたりもします。
コミュニケーションを通して、メンバー間の繋がりが強くなれば、コミュニティそのものが安心・安全の場所となっていきます。
そうすることで、コミュニティ自体に価値が生まれ、結果的にあなたへの評価も高まっていくのです。
コミュニティ内での共通言語が生まれ、その共通言語を軸にコミュニケーションがなされるようになれば、ファン化はかなり進んでいるとみて良いでしょう。
④多面性を見せる
あなたの多面性を見せていきましょう。
良い部分、得意な部分、魅力的な部分だけでは完璧な人に見えてしまって、あなたの人間らしさみたいなものが表現されにくくなりますし、人によってはあなたに対する嫌悪感を持つこともあります。(そんなになんでもうまくいくなんてずるい!といった嫉妬がほとんどですが。)
なので、苦手な部分、ダサい部分などのいわゆる弱点や意外性を感じさせる要素をさらけ出していくことも重要です。
弱点をさらけ出すことはあなたを応援したい気持ちを作ることに繋がります。
意外性を感じさせる要素はあなたのことをもっと知りたいという気持ちを生み出します。
漫画のキャラクターなんかは分かりやすく、強みだけじゃなく弱みやギャップも表現されてますよね。
それと同じです。
「あなたのことは尊敬できるし、好きだしすごいと思ってる。もっと、あなたの**を見てみたい。でも、〇〇な部分はポンコツだし、危なっかしくて心配。私が何かしら力になってあげられることもありそうだなー。」
「あなたのことは尊敬できるし、好きだしすごいと思ってる。もっと、あなたが見せてくれる世界に触れ続けたい。これからも応援し続けてます!」
お客様がこのような気持ちになっていたら、かなりのコアファンになっていると言えるでしょう。
これらがあなたの価値観を浸透させ、コアファン化を進めるための方法です。
必要な能力
最後にここまで紹介したプロセスを実践するために必要な基礎能力について、簡単に解説します。
①言語化力
言語化とは、自分が考えていることや大事にしていること、感じていることを自分なりの言葉に置き換えて、他の人に伝えられる状態をつくることです。
ここまで読み進めていただいた方はすでに言語化の重要性について痛感しているかと思いますが、コアファン化とは言い換えると、あなた自身の魅力を正しく伝え、その魅力を感じてもらうことです。
つまり、あなたはあなた自身の魅力を伝えられる状態でなければいけません。(何もしなくても自然と滲みでるものもたくさんありますが。)
そのためにあなた自身のことを言葉に置き換える言語化力が重要なのです。
言語化力については、STEP2:新たな需要を創出するSTEP3:需要を満たす商品をつくるでも、引き続き必要な能力です。
②編集力
続いて大事になるのが編集力です。
編集力とは、目的達成のために必要なことを過不足なく整える力です。
過不足なくというところがポイントです。
例えば、あなたが寿司好きだとして、銀座の高級寿司を奢ってあげると言われた時に以下の状況だったらどう思いますか?
a.「せっかくおごってやるんだから死ぬほど食え!100貫食べるまで帰らせねーからな」
b.「奢るとは言ったけど、金ないから一貫だけな!大事に食えよ!」
これって、a.は度が過ぎてるし、b.は不足しすぎでどちらも悲しい気分になりますよね。
僕たちが伝える概念も同じです。
多くのことを伝えすぎると、相手がそれだけの情報量を消化できませんし、少なすぎると底の浅さが伝わり、すぐに人が離れていくとことになりがちです。
何を持って過不足がないか?という基準については正解がありませんが、目的を達成するために過不足なく伝えることはとても大事です。
無駄だと思ったことは省く。
浅いと思ったところは深める。
このバランスを調整するのが編集力です。
③度胸
最後は度胸です。
せっかく準備を進めても、それをやりきらなければ人を巻き込むことはできません。
遠慮なく決めたことをやりきるために度胸はあるに越したことはありません。
以上、ここまでがコアファン化に関する話でした。
ここでお伝えしたことが全てではありませんし、なんとなくの雰囲気でファン化が進むこともあります。
ですが、言葉の力を借りるとファン化をよりスムーズに進めることができるのも事実なので、このステップの上から順番に自分のことを言語化するとどうなるか?を考えてみてください。
STEP2:新たな需要の創出
最初はコアファンを増やすことを意識して計画を進めていきましたが、次は差別化の進め方について解説していきます。
差別化を成功させるためには、理論編でも解説した通り、以下の考え方が重要です。
商品で差別化しようとするのではなく、そもそも新たな需要を作ることが最も効果的です。
どうしても新たな需要が作れないと判断したときは、新しい理論や新しい解決策を持った新商品を開発することで、差別化を進めていきます。
新理論や新商品を開発する場合については、次のステップで解説する需要を満たす商品のところで解説を進めます。
ここでは新たな需要を創出する方法について触れていきます。
理論編でも解説した需要の4タイプを元に解説を進めていきます。
タイプ1:新たなカテゴリーをつくるタイプ2:未解決な問題を解決する方法を提案するタイプ3:大きな社会的な出来事に便乗するタイプ4:新しい世界を見せる
ただし、この4タイプのどれを選択するとしても、以下の3項目を事前に決定、リサーチしておくことで、新たな需要の創出を進めやすくなりますので、まずはこちらに取り組んでみてください。
①参入する市場を決める
まずはあなたがこれから参入する市場を決めてください。
参入する市場を決める時は、以下の4つの基準に則って判断していきます。
a.あなたがこれまで関わってきた市場b.あなたが強い想いを持って関われる市場c.あなたのキャラクターや強みが発揮されやすい市場d.新興市場でまだまだ参入余地がある市場
この段階では細かく考えずにあなたがチャレンジしたいことを軸に考えて構いません。
市場の括り方についても自由に考えてOKです。
例えば、女性の整形なら大きな市場になりますし、同じ整形でも男性の整形という風に捉えると小さな市場になります。
人間関係の問題といえば大きな市場になりますし、同じ人間関係でも親子関係の悩みと言えば、人間関係の問題よりは小さな市場になります。
a~dで示した4つの基準を元に参入する市場を決めてみてください。
②参入市場をリサーチする
参入する市場が決まったら、もしくは、参入する市場がどうしても決まらない場合は市場のリサーチを行います。
リサーチは細かくやればキリがないくらい、緻密に行うこともできる作業ですが、個人、小規模事業単位だと、そこまで厳密にリサーチをする必要はありません。(本気でやりこみたい人は”市場調査”と検索すれば方法はたくさん出てきます。)
リサーチする項目は以下の通りです。
・いつから広がり始めた市場か?例)リモートワーク:新型コロナウイルス感染症の影響で急拡大 SNSを使った起業:2012年ごろのFacebookの流行に合わせて拡大
・需要が供給を上回っていそうか?参入者が多すぎる&供給が間に合ってない場合は、収益化が難しくなります。MLMなどは需要が供給を下回っている典型例です。これについては正確に調べられないことがほとんどなので、感覚でOKです。
・市場の中で活躍している人の主なビジネスモデルはなにか?誰に何をどのように販売して収益を上げているかを調べます。ビジネスモデルを知ることで収益化の難易度や、収益予想を立てることができます。
・その市場の中にいる見込み客が求めていることは何か? 人間関係のことで悩んでいる人たちの市場だと、”相手の心理を知ること””コミュニケーション””トラブル回避方法””人前で緊張しない方法”などです。見込み客へのヒアリングや競合業者へのヒアリング、yahoo知恵袋、アマゾンレビューなどで調査を進めます。
・その市場にいる見込み客にとっての常識は何か? 先ほどと同じく人間関係のことで悩んでいる人たちの市場だと、”人間関係は難しい””人間関係には問題がつきもの””コミュニケーション能力が低いから問題が起きる”などの常識を見込み客の人たちは持っているかもしれません。
ここではなんとなく、
・あー、こういうことで悩んでいる人が多いんだなー。
・こんなサービスを提供している人が多いんだなー。
・これくらい売り上がってるんだなー。
・参入者多いなー、少ないなー
といった感覚的なところを理解できていればひとまずOKです。
③参入市場の競合をリサーチする
市場の雰囲気が分かったら、次はその市場の中にどんな競合がいるかをリサーチします。
リサーチの目的は、
・競合よりも自分が優位に立てる場所を見つけること
・まだ競合が解決できていない問題を見つけること
の2つです。
リサーチを進める方法は以下の通りです。
競合のキーワードで検索
例えば、親子関係の問題で悩んでいる人たちの市場だと、「親子関係 問題 解消法」「親子間トラブル 解決策」「親子関係 カウンセリング」「親が理解できない子どもの心理」などのキーワードで検索してみて、そこで出てきた記事やブログの主催者を確認します。
そして、その人が提供している解決策である商品の情報やメルマガなどの情報を調べます。
競合がどのような商品を提案しているか?それをどのように売っているか?をリサーチし、あなたが優位に立てる方法やまだ解決できていない問題を探っていきます。
一つのサイトではなく、複数の検索ワードで複数のサイトから情報を仕入れていきます。
既存顧客が過去に購入したサービス、比較検討したサービスを聞く
すでに活動中の市場でリサーチを行う場合は、あなたの顧客に話を聞いてください。
過去に購入したサービスとそのメリット、デメリット、あなたとの違い
過去に比較検討したサービスのメリット、デメリット、あなたを選んだ理由
このような項目を可能であればヒアリング、難しければアンケートで教えてもらいましょう。
提供している結果が近しいところをリサーチ
例えば恋愛に悩んでいる人たちの市場では、素敵なパートナーができることが一つのゴールになっています。
素敵なパートナーができることをゴールにしたサービスは、恋愛コンサル、マッチングアプリ、恋活・婚活イベントなどがあります。
仮にあなたが恋愛コンサルとして活動しようとする場合は、同業者だけじゃなく、マッチングアプリや恋活・婚活イベントも競合としてリサーチしていきましょう。
リサーチする項目は、競合のメリット、デメリット、あなたとの違いです。
上記①~③の事前情報を収集しておくことで、ここから先のプロセスを進めやすくなります。
ここからは具体的に新たな需要を創出する方法について、新たな需要の4タイプ別に解説を進めていきますね。
タイプ1:新たなカテゴリーをつくる方法
新たなカテゴリーをつくるには、市場の括り方を変え、新たな定義をつくることがポイントです。
理論編でも説明した、HSP(Highly Sensitive Person)を例に解説を進めます。
HSPとはHighly Sensitive Person の略で日本語でいうと繊細すぎる人のことを指します。
なぜ、この概念が流行ったのか?を簡潔に流れとしてまとめてみました。
生き辛いと悩んでいる人たちがたくさんいる→生き辛さの原因はHSPという性質にあるという概念(=新カテゴリー)が生まれる→HSPという概念がその市場に投入される→自分はそうかもしれないと思う人が増える→診断テストなどで、気軽にHSPかどうかが分かる→テストを受けて自分はやっぱりHSPだったと思う人が増える→HSP関連の商品が売れるようになる。
もっと抽象度を上げて考えるとこのようになります。
・新たなカテゴリーを定義する・自分がそのカテゴリーに当てはまっているということを認識してもらう
カテゴリーの定義だけでなく、問題提起や診断テストで当事者にそのカテゴリーに当てはまっていることまで認識してもらうことができれば、新たな需要の創出は完了です。
新たなカテゴリーを定義するコツは2つです。
1つ目のコツは市場の細分化
例えば、人間関係の悩みという市場を細分化すると、職場の人間関係、パートナーシップ、親子関係などに分割できます。
この中でさらに親子関係について分割すると、母と子どもの関係、父と子どもの関係、子どもが社会人になった時の親との関係、介護時の親子関係、シングル家庭の親子関係など、さらに細分化していくことができます。
このように、市場を細分化する中で、今までにないカテゴリーが生み出されていくことがあるのです。
色々なパターンで細分化をしてみてください。
2つ目のコツは市場のとらえ方を変えること
例えば、理論編の事例にも出したディレクターズギルドの場合、ライター、秘書、事務サポート、資料作成などを行う、事業サポート系の人たちを一括りにしてディレクターという新たなカテゴリーを作りました。
他にも例を挙げると、青汁王子こと三崎氏の力で有名になった株式会社ファビウス(旧:メディアハーツ)では、高齢者が健康のためにまずいけど我慢して飲むものだと思われていた青汁を、女性や若者でも親しみやすい、スタイリッシュで飲みやすい飲み物というカテゴリーに変えたことで大ヒット商品となっています。
子どものためのビールという商品もありますが、これも市場のとらえ方を変えて新カテゴリーになった事例です。
タイプ2:未解決な問題を解決する方法
あなたが参入する業界の中でまだ解決していない問題を発見し、それを解決できるということが証明できれば、それだけで新たな需要が生まれます。
未解決な問題の場合、教育格差、所得格差、ニート問題、人口現象、環境問題、食料自給率、エネルギーの問題など、個人で取り組むには壮大すぎるテーマが目立ちます。
電気自動車のメーカーであるテスラは、人類がまだ解決策を出せていなかった石油エネルギーの枯渇問題に対して、持続可能な輸送手段である量産型電気自動車を製造販売しています。
未解決な問題を発見すること自体はそう難しくありませんが、その問題を解決する方法を提案することには技術力や資金力などでハードルが高くなりがちです。
個人・小規模レベルではなかなかこの方法で新たな需要を生み出すのは難しいと言えるでしょう。
既に特定の分野で磨き上げられた圧倒的な技術力や商品力がある人は使える方法かもしれません。
”医学ではなく言葉と心理技術で病気をやめる・やめさせる”をテーマに活動されているはしがいこうじさんはこのパターンだと思います。
タイプ3:大きな社会的な出来事に便乗する方法
時代の変わり目となる出来事に便乗する方法です。
新型コロナウイルス感染症の流行がきっかけで、・今までにないマスク需要・リモートワーク需要・アフターコロナの世界に対する需要などが生まれました。
他にも東日本大震災をきっかけに・放射能濃度を測定するガイガーカウンターの需要増・緊急時の移動でも比較的スムーズに行える電動自転車の需要増といったことが起きたそうです。
これは新たな需要を創出するというよりは社会的な出来事に便乗するだけです。
今だと、・5Gに便乗した動画制作需要・ZOOMを筆頭としたオンラインミーティングツールなどが需要が増えていると言えるでしょう。
これは多くの人が真似できる方法なので、いち早く、社会の変化に気づき利用できた人が大きなメリットを享受できます。
なので、方法論というほどでもないのですが、強いて挙げるならば、社会的な変化に対する感度を上げておくことが、新需要に便乗する方法になります。
タイプ4:新しい世界を見せる方法
ここまでに説明してきた3つのタイプとは異なり、この方法に関してはほぼ市場を意識しません。
あなたの世界に興味を持ってくれる人を増やす究極のファンビジネススタイルです。
この方法を効果的に使える人は独自の世界観を持っているアーティストタイプの人やキャラクターがとてもユニークな人です。
方法論としては、コアファン化のところで解説したファン化のためのアクションをひたすら行うイメージです。
特に、強い世界観、強いキャラクターをうまく打ち出すことができれば、それだけで一定の需要を獲得することができます。
過去に成功した事例だと、「ウザいけど有難いオネエ」という名前で、オネエキャラのコンサルタントという新たな世界観を提示したものがあります。
Twitterを中心に火がついて、「オネエ コンサル」と検索して、コンサルに来る人まで現れたようです。
一歩間違えると、ただの一発屋芸人っぽくなるので、注意が必要です。
以上がタイプ別の需要の生み出し方です。
需要の創出に求められる能力
コアファン化のところと同じく、需要の創出についても必要な能力・知識があるので、それについて説明します。
マーケティングのSTPに関する基礎知識
マーケティングのSTPと4Pとはかなり有名なマーケティングの基礎理論ですが、新たな需要を創出するときの参考になるのは、マーケティングのSTP理論です。
S:セグメンテーションT:ターゲティングP:ポジショニング
考える順番は、セグメンテーション→ターゲティング→ポジショニングです。
セグメンテーションは市場の細分化。
ターゲティングは細分化した市場のどこに狙いを定めるか決めること。
ポジショニングは同じターゲティングをしている人たちとの違いを打ち出した上で、あなたがどう価値提供するかを決めること。
STPについては、とても有名な理論で検索すればいくらでも出てくるので気になる方は自分で調べてみてください。
市場に対する知識
新たなものを作るためには、既存のものがどうなっているかを知っていることが大事です。
これは需要をつくることだけに限らず、新たなものを作るときに必須となる考え方です。
なので、あなたが参入しようとしている市場がどのような構造になっているかの全体像をなんとなくでも良いので理解しておく必要があります。
知識を得る方法については、野村総研や三菱総研などのシンクタンクが調査を行なっている場合、そのシンクタンクの調査結果を見ることでサクッと全体像を理解することができます。
中小企業や個人事業に関しては中小企業庁発行の中小企業白書などからなんとなくの雰囲気を掴むことができます。
ただ、調査結果を利用するよりも市場理解が深まる方法は、参入していきたい市場で活動している人たちから話を聞くことや、自分がその市場で提供されている商品、サービスの顧客になってみたりすることです。
さらに、もし可能であれば、参入していきたい市場で活躍している人と一緒に仕事をさせていただくのも効果的です。
現場に近い情報があればあるほど、業界への知識は深まっていきます。
俯瞰
マーケティングのSTPのところとも少し繋がるのですが、市場全体を俯瞰する目線を持つことが新たな需要発掘に役立ちます。
市場全体を俯瞰することで、まだ解決されていない問題、まだ誰も着手していない領域、競合が打ち出していないコンセプトなどを発見できる可能性が高まります。
また、市場全体の予定調和を前提から覆す発想も俯瞰から生まれます。
俯瞰する力は目的達成のための最短経路を探し続けることで養われると考えています。
今だと印鑑なしで諸々の手続きを済ませられるようにする流れが進んでますが、印鑑の目的、前提を疑った結果だと感じています。
目的のために不要なことは徹底して省く、無駄を消すという意識を持つことで、俯瞰力は上がります。
洞察
洞察とは、まだ顕在化していない事実を発見することだと僕は定義しています。
顕在化している事実ベースの現状把握も大事ですが、顕在化した事実の裏にあるまだ顕在化していない(=言語化されていない)事実を定義することと新たな需要を創出することはイコールだと思っています。
洞察力は以下の3つの要素で成り立っていると考えています。
洞察力=状況把握能力+仮説構築能力+仮説検証能力
状況把握能力=事実をありのまま把握する力仮説構築能力=事実を元にして目標・目的を達成する確率が高まる仮説を立てる力仮説検証能力=実践を通して仮説を検証する力
これら3つの力を高めていくことにより、洞察力は高まっていくと感じています。
以上、新たな需要の創出について解説を進めてきました。
正直、一筋縄ではいかない部分ですが、新たな需要を作ることができれば、売りたい商品、サービスを売るハードルがとても下がります。
めげずに何度も何度も多角的な視点を持ちつつ取り組んでみてください。
STEP3:需要を満たす商品の作成
商品の作成については、業種業態によって様々な考え方があるので、ここでは概要のみにとどめておきます。
大前提として捉えておきたいことは、需要と商品はセットであるということです。
いくつか例を挙げてみます。
例)HSPの人を対象にカウンセリングやセミナーを行うカウンセラーの場合需要:HSPという性質を持ってることは分かったからこの性質とうまく付き合いたい商品:HSP特性の生かし方を学ぶセミナー
例)電気自動車の製造販売を行うテスラの場合需要:石油燃料が枯渇することを見越して、地球上で持続可能な輸送手段を提供すること商品:電気自動車
例)ディレクターズギルドの場合需要:ただのサポート人材じゃなく、クライアントの右腕的に事業を回せるようになりたい商品:ディレクションスキルを高めるスキルアップサービス(6ヶ月講座)
例)ウザいけど有難いオネエ 宮城の場合需要:自分の至らないところや改善点を深く切り込まれたい、オネエなら安心できる商品:オネエによるコンサルティング
例)電磁波カット商材需要:5G回線が浸透することで、電磁波の影響を受けやすくなるのが怖い商品:電磁波カットシート、ネックレスなど
このような感じです。
差別化する時に限定せず、何かを販売するときは常に需要と商品をセットで考えます。
なので、商品自体は需要が満たせればなんでもOKです。
この前提を踏まえた上で商品を作成するときは大きく2つの視点から考えます。
・商品そのものの内容
・商品をどう見せるか(=パッケージング)
それぞれについて簡単に解説していきます。
商品そのものの内容について
有形、無形、低単価、高単価など、どのような商品を作るかによっても作り方は異なりますが、どんな商品を作る時でも大事になる考え方が、需要を満たせる商品であることです。
需要を満たせる商品にするために、以下の流れで商品を作り込んでいきます。
本レポートの読者は無形商材を扱っている方が多そうなので、無形商材の場合の流れを解説しますね。
①一人の平均的な見込み客を想定する②その見込み客が需要が満たすために必要な項目を洗い出す③洗い出した項目を実現する方法を洗い出す④需要が満たされるまでの流れをステップ化する⑤実行可能か検討し、できればモニターで試してもらう⑥想定通り需要が満たされるように微調整する
以上が商品そのものの内容を考える時の進め方です。
見込み客が需要を満たせるまでの一連の流れと内容を設計すれば商品は出来上がります。
商品の精度を高める段階で、技術力や専門性が必要になることがあるので、必要に応じて他力を借りるか、自分で能力を身につける必要があります。
ただ、商品の内容が良いだけでは、見込み客に届きません。
その商品の認知を広げ、販売していくことが重要です。
そのために商品をどう見せるか?が大事になってきます。
商品をどう見せるか(=パッケージング)
パッケージングで主に意識するのは以下の3点です。
①どのような商品名にするか?②どのように信憑性を持たせるか?③どのように効果をすぐにイメージさせるか?
見込み客にとって効果をイメージしやすい、かつ、分かりやすいパッケージに仕上げることが目標です。
分かりやすいパッケージを作る王道の手法として、独自理論を作る方法があります。
独自理論を作るには、これまでの既出理論の組み合わせて新たな概念を作ったり、過去の経験から体系化できた理論にあなた独自の名前をつけることで完成します。
理論の完成度が高いことに越したことはありませんが、独自の名前をつけるだけでも、独自理論としては成立します。
〇〇メソッド、〇〇理論、〇〇法、〇〇式などの言葉を使うことで新たな理論っぽく見えやすくなります。
中身がないのに理論名だけつけても意味はないので、まずは商品そのものの内容を深掘りするところからはじめていきましょう。
商品づくりの方法については、他のビジネスノウハウを発信している方々がたくさん発信しているので、商品づくりに関するノウハウをチェックしてみてください。
需要を満たす商品作成に必要な能力
マーケティングの基礎知識:4P
新たな需要を生み出すためときにはマーケティングのSTPという話をしましたが、需要を満たす商品を作るときに大事な考え方はマーケティングの4Pです。
ProductPricePlacePromotion
基本的には4Pに沿って商品内容を考えることで、あなたの価値を適切に届ける商品を作ることが可能です。
うまく理論を理解すれば、4Pの扱い方を変えることで競合と差別化できた状態の商品をつくることもでいます。
4P理論はかなり有名な理論なので、詳しく知りたい方は調べてみてください。
専門性
専門性は商品の独自性を高める要素になるので、専門性は深い方が独自性の高い商品を作りやすくなります。
あなたが深めたい専門分野を学んだり、実践して身につけてください。
商品作成に関しては簡単になりましたが以上です。
実践する上で気をつけるべきこと
STEP1~3を実践する上で気をつけるべきことをお伝えしておきます。
取り組む順番は前後する
STEP1、2、3を行ったり来たりしながら、準備を進めてみてください。
例えば、STEP1の中でも上から順番に進めようとせず取り組みやすいところから取り組んでいけばOKです。
全部準備する必要はない
ここまでで解説したことは僕がビジネスをどう作るか?コアファンをどう増やすか?を考えた時に現時点で言語化できていることです。
また、人によって、時代の流れによって、業界によって、それぞれ結果が出る方法が異なるので、これらの要素を全部用意したからと言ってうまくいく保証もありません。
継続的な活動をしなければ意味がない
せっかく効果的な差別化要素が作れていても、せっかくあなたの魅力が伝わるコアファン化要素が準備できていても、継続的に社会に認知させていかなければ、結果につながりません。
継続的に活動を進める中で、成果をじわじわと伸ばしていくことが可能になります。
差別化しても真似される前提で取り組む
これは理論編でもお伝えした通りですが、人と違うものを生み出しても基本的にはすぐに真似されてしまいます。
なので、一度差別化したからそれでOKということはありません。
なんども新たな差別化要素を見出して、コンセプトをリニューアルしていくか、既存顧客をコアファン化してビジネスの基盤を地道に固めていくことで、あなたのビジネスは持続的に成長可能なものになります。
まとめ&最後に
ここまでに、これからの時代でビジネスを安定させていくために大事なことをテーマに僕の見解をまとめてきました。
その僕の見解の大元が差別化×コアファン化で、
①差別化で認知を集め、商品を買ってもらう。
②購入者をコアファン化しビジネスを安定させていく。
この2つのステップを進めることが大事で、それをどう実現するかをこの実践編では流れに沿って簡潔に説明してきました。
これからもさらに時代の変化スピードが早まり、差別化の賞味期限もどんどん短くなることが予想されますが、差別化×コアファン化の方法を使えば、新規集客を効率化し、コアファンを増やしていくことができます。
今回説明してきた方法も地道な作業の繰り返しですが、積み重ねに勝るものはありません。
コツコツと積み重ねながら、虎視眈々と理想の成果を狙っていくことをおすすめします。
ここまで色々解説してきましたが、僕が差別化×コアファン化のこのレポートを書こうと思った2つの理由について最後に触れておきます。
自己確信を深める手助けになりたい
僕が考えるビジネスで成果を出すために最も大事なことは、自己確信を深めることだと思っています。
自己確信が深まった状態とは、
・この商品は最高だ!
・私に関わることには圧倒的な価値があるんだ!
・これは私の使命だからやるしかない!
・これ以外に考えられない!
・私の使命はこれだ!
と思えている状態のことです。
自己確信が深まるタイミングって人それぞれだと思うのですが、確信が深まるタイミングの共通点としては、自分がやっていることに自信を持てる時だと思っています。
今回の差別化×コアファン化のノウハウで、あなた自身のビジネスについて見直した結果、自分のやっていることに深く自信を持てる状態ができればいいなと思っています。
持続可能なビジネスをつくっていきたい
僕が差別化について考えてる理由って、カオスな世界の中で戦い続けなきゃいけない状況をさっさと終わらせたいからです。
差別化の目標地点は、コアなファンに囲まれた状態で事業を継続できる自分だけの不可侵領域を作り安定的な収益を確保しつつ、激動する世界と共存することだと考えてます。
これが実現できれば差別化なんてぶっちゃけ不要です。
ですが、今の世界でこれを実現するのってそんなに簡単なことじゃないんですよね。
「楽に、早く、簡単に」を追求したインスタントな情報が次々と現れ、短絡的な欲求に毒された人々がそのような情報に飛びつく流れは止まりませんし、情報が増えすぎたことで1つ1つの情報に対する集中力も低下してます。
この不安定な状況の中で、あなたのコアなファンを増やし持続可能な事業を作るためには、ファン化の力も必要ですが、それよりもまずは目を止めてもらう、そして興味を持ってもらうことが大事だと考えてます。
その手段として有効なものが差別化だと思ってるので、差別化について考えてるって訳です。
だから、差別化は決して目的ではありません。
コアファン化も最終目的ではありません。
持続可能な事業を作って安定した収益を上げていくプロセスとして、差別化とコアファン化がとても役立つと思ってこのレポートを書き上げました。
このレポートを参考にあなたのビジネスが一歩でも前に進むことを願っています。・・・